今回は、石川県金沢市「宇多須神社」のご紹介です。
ぜひ、最後までお付き合い下さい。
宇多須神社とは
宇多須神社は「金沢五社」の一つ。金沢の観光スポット「ひがし茶屋街」にあります。
金沢五社とは、江戸時代に前田家より崇敬が篤かった神社のことを指します。安江八幡宮、小坂神社、椿原天満宮、神明宮、そして宇多須神社のことです。
金沢城からは、鬼門の位置に鎮座する「宇多須神社」。加賀藩初代藩主前田利家公を祀ったことから、金沢城を鬼門から守ってほしいという願いがきっとあったと思います。
その後、金沢は繁栄。前田家は「加賀百万石」を築き上げます。今の金沢があるのは、この宇多須神社のおかげかも知れないですね。
ご祭神
建御雷神(タケミカヅチノカミ)
国譲りを成功させた神様。
江戸時代には武神や軍神、剣神として大切にされた神様です。
大国主命(オオクニヌシノミコト)
「因幡(いなば)の白うさぎ」のお話で有名な神様。
「国造り」の神様としても有名です。
市杵島姫大神(イチキシマヒメノオオカミ)
七福神の弁財天のモデルの神様です。
宗像三女神の三女。三女神はとても美人であることで有名です。
病気平癒・安産祈願・勝運上昇
金運上昇・航海安全・美容健康
商売繁盛・良縁祈願・悪縁切り などのご利益があります。
実際に参拝してきました
視線を感じる
参拝していると視線を感じる。。。そう思って周りを見ると。。。
こちらを見ている忍者。
本物かと思ってしまうクオリティの高さです。視線の正体はこの忍者でした。
忍者は北陸大学の学生のアイデアで設置されました。「加賀藩の武家文化を理解してもらいたい」との願いが込められています。
外国人観光客も多い、ひがし茶屋街。忍者の設置で武家文化を発信するとは、お見事です。
御朱印とお守り
御朱印の初穂料は500円です。御朱印帳は頒布していません。
人気は、鬼門守護(右)。初穂料は1000円。前田利家公が守って下さる、災厄除けのお守りです。
酒湯の井戸
加賀藩5代藩主、前田綱紀公が疱瘡になった時、井戸からの水を沸かしてお酒を入れました。それを「酒湯(ささゆ)」として体にかけたところ、疱瘡が治った、と伝わる井戸です。
病気も治す水です。だから、井戸跡はパワースポットとされています。
奥宮
奥宮はひっそりとした森の中、卯辰山にありました。
ご祭神は卯辰神。
卯辰神は毘沙門天と同じ神様とされています。
インフォメーション
URL | https://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0324/ (石川県神社庁へ) |
参拝時間 | 終日開放 (社務所は9:00~17:00) |
住所 | 石川県金沢市東山1丁目30-8 |
電話番号 | 076(252)8826 |
FAX | 076(252)8926 |
駐車場 | 無料(15台) ※ご用のある方のみ |
最後に
神様はきっとあなたを見守ってくれています。
この記事が、神社へ足を運ぶきっかけになれば、この上なく幸せです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。